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はじめに
類句は共感
『桜』の俳句によく出てくる言葉を紹介します。
頻出名詞
桜、風、雨、花、空、山、色、枝、下、音、闇、幹
桜 |
一本の桜、桜咲く、夜の桜、夕桜、遅桜、八重桜、山桜、初桜、桜雨、桜吹雪、桜満開、大桜、朝桜、桜闇、糸桜、吉野の桜、河津桜、薄墨桜、桜大樹、滝桜 |
風 |
風に乱れる、風立つ、風騒ぐ、風に鳴る、来る風 |
雨 |
明かす雨、雨となる、雨過ぎる |
花 |
花済み、花とする、花の隙間。花の雨、花過ぎる |
空 |
空のキャンパス、薄曇りの空、静かな空、紅の空、小さくなる空 |
山 |
開眼の山、一山、山の星、ただの山、桜山 |
色 |
桜の色、海の色、秘める色 |
枝 |
枝の弾み、重たい枝、枝々、枝の向こう |
下 |
桜の下、真下 |
音 |
音を失う、櫓の音、音を立てる、音を遡る |
闇 |
闇を脱ぐ、闇が詰まる、闇に溶ける、根の国の闇 |
幹 |
幹沿い、幹の息遣い、幹が朽ちる、幹を撫でる、竜のような幹 |
頻出動詞
散る、咲く、満ちる、仰ぐ、思う、行く、見る、待つ
散る |
桜散る |
咲く |
咲きのぼる、桜咲く、まだ咲かない |
満ちる |
咲き満ちる、桜満ちる、匂いが満ちる、心が満ちる |
仰ぐ |
桜仰ぐ、人知れず仰ぐ |
思う |
思いもよらぬ出来事、終わると思う、今日明日と思う、一年前を思う、堤と思う |
行く |
まどろんで行く、雲が行く、川が行く、買いに行く、行って帰らない |
見る |
指を見る、桜を見る、振り返り見る |
待つ |
消息を待つ、春を待つ、今日も待つ |
頻出形容詞
濃い、白い、深い、良い、淡い、薄い、重い、無い、早い
濃い |
濃い旅愁、濃い夜、濃い桜、濃い夜空、 |
白い |
白い靴、白い光、白い鳥、白い息、白い鳩 |
深い |
深い水底、深い眠り、深い真心、深い入江、山深く |
良い |
良い夕べ、一人が良い、良い声、良い間合い |
淡い |
淡い和紙、淡い桜 |
薄い |
薄闇、薄べり |
重い |
重い花房、重い風、重い家名 |
無い |
気が無い、校門が無い、人影が無い、故郷が無い、光が無い |
早い |
一番早い、早く消える、日本一早い |
おわりに
句としてはネガティヴ寄りな句が多かったです。
類句を恐れずたくさん詠みましょう。
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