【左利きのエレン】感想

久しぶりに面白い漫画だった。

左利きのエレン。

ネット漫画で絵は下手なんだけど

話がメチャクチャ面白かった。

cakesって言うサイトで読めます。

ちなみに有料です。

めちゃくちゃ泣ける漫画だった。

泣くといっても、内容としては悲しい感じではなくて、

熱い涙って感じ。

読むと明日も頑張ろう！って感じになれる漫画だった。

話としては社会人漫画。職種はアーティスト、デザイナー、広告代理店と言った

クリエイティブな職種にスポットが当てられている。

作者のかっぴーが武蔵美卒で広告代理店に勤めていたらしい。

広告代理店の新人デザイナー 光一の回想から

話は始まる。

光一が思い出したのは、エレンの事。

しかし、光一はエレンのことは何も知らない…

エレンが左利きということ以外は…

みたいな始まりです。

ここからエレンと光一の物語、

光一青年のクリエイターとしての成長が描かれます。

話の中で一番主張されるのは、

『才能』

の話。

才能がある人、才能がない人、才能を勝ち取る人など、

色々な人のことが描かれます。

才能とは何か、

才能がない人はどうすべきなのかなどが描かれています。

作中で舞台が広告代理店が中心なため、

単純に芸術だけの話ではなく、

お金が絡んだ話となり、

芸術家以外の人々の話なんかも出てきます。

キャラクターも面白く、

才能がある人は人格が破綻しているように描かれています。

その中でもモデルのあかりがすごくいいキャラで、

才能があれば何をしてもいいと思っているわがままお嬢様です。

ただ、彼女のワガママは自分のためのワガママというわけでなく、

完璧なモデルになるためのワガママで、

作中で最も与えられた才能・使命に誠実な生き方をしているキャラなんです。

他にも魅力的なキャラが多いけど、

あかりの魅力はダントツでした。

第1部は完結してるんですが、

作画を他の人に書いてもらってるリメイク版が今連載中らしく、

リメイク版のコミックが重版したら第2部の制作が決まるらしいです。

めっちゃ楽しみです。

左利きのエレン、

おススメです。