どうも、今回は「独立して技術者として生きていきたい」って思っている方に向けて、個人での研究活動から日々の稼ぎ方まで、ざっくばらんにまとめてみます。特に加工や鉄鋼など、大きな設備が必要な分野に挑むにはどうしたらいいか悩んでいる方、ぜひ参考にしてください。
Contents
個人で研究活動を始めるには?
まず、加工(塑性加工や機械加工)とか鉄鋼分野を個人で研究したいと思っても、当然プレス機とか溶解炉なんて簡単に用意できませんよね。でも、それでも研究できる方法はいくつかあります。
1. シミュレーションとモデリングを活用
まずは、数値シミュレーションやモデリングを使って、実機がなくても加工プロセスを理解することができます。例えば、CAEツール(ANSYSやAbaqus)を使って塑性変形の様子を解析したり、CAMで加工のシミュレーションを行うのもありです。設備がないなら、まずは仮想空間でトライアル&エラーを重ねてみましょう。
2. コワーキングスペースやファブラボの利用
どうしても実機が必要なら、コワーキングスペースやファブラボ(ファブリケーション・ラボ)に行くのも手です。最近はCNCマシンや3Dプリンターを使える施設が増えているので、機材のために大金をつぎ込まなくても研究を進められます。
3. 企業や大学との提携
実際の機械を使った研究がどうしても必要なら、企業や大学と提携するのもアリです。中小企業や地域の工場と一緒にやることで、お互いにメリットを感じられるパートナーシップを築けることもあります。
4. クラウドファンディングや補助金の活用
資金面での心配があるなら、クラウドファンディングを使ってみたり、自治体や国の補助金にチャレンジしてみるのもいいでしょう。独立支援や地域活性化のテーマなら、資金を集めやすいこともあります。
5. オンラインコミュニティの活用
同じ分野に興味のある技術者や研究者とつながるのも大切です。SNSやオンラインフォーラムで情報交換をして、お互いにアイデアを出し合うことで研究の幅が広がります。
基礎的な勉強、最新情報のキャッチアップ、研究課題の見つけ方
研究を進めるにあたっては、基礎知識の勉強から最新情報のキャッチアップ、さらに研究課題の見つけ方が重要です。
基礎的な勉強
- 教科書や参考書で基礎を固めることが第一です。塑性加工や機械加工についての専門書を読み込みましょう。
- オンライン学習リソースも便利です。例えば、MOOCプラットフォーム(CourseraやedX)で基礎から応用まで学べますし、YouTubeでも多くの技術チュートリアルが見つかります。
- 学術論文も活用しましょう。特にレビュー論文は、分野の全体像を把握するのに役立ちます。
最新情報のキャッチアップ
- Google ScholarやResearchGateで最新の論文を定期的にチェックし、知識を更新しましょう。
- 学会やシンポジウムに参加して直接研究者と話したり、新しい技術に触れるのも有効です。
- SNSやオンラインフォーラムも使って、トレンドや他の研究者の動向をつかむことができます。
研究課題の見つけ方
- 研究ギャップを探す:既存の論文を読む中で「まだ解決されていない課題」に着目します。
- 実務の課題に目を向ける:現場のニーズや業界の課題に基づいて研究テーマを選ぶのも非常に現実的です。
- 異分野の視点を取り入れる:異なる分野から技術やアイデアを取り入れることで新たなアプローチが見つかることがあります。
独立して日々の稼ぎを得る方法
独立して活動するなら、大きく稼げる仕事と合わせて、低リスクで日々の収入を得る方法も必要です。以下に、独立技術者が取り組みやすい仕事を挙げます。
1. 技術コンサルティング
自分の技術的な知識を活かして、中小企業などへの技術コンサルティングを行うことで安定した収入が得られます。オンラインでのコンサルティングなら柔軟に対応できます。
2. 技術講座・ワークショップの提供
自分の知識を他人に教えることで収入を得るのも有効です。Udemyなどで技術講座を作成して販売したり、地域の教育機関でワークショップを開催するのも良いでしょう。
3. CAD/CAMデザインやモデリングの受注
加工システムに関する知識を活かして、フリーランスとしてCAD図面や3Dモデリングの受注をするのも手です。Upworkなどのプラットフォームを活用して仕事を見つけましょう。
4. 技術ブログやウェブサイトの運営
自分の経験や知識をブログやウェブサイトにまとめて広告収入を得る方法もあります。また、電子書籍を販売して収入を得ることもできます。
5. オンライン技術サポートや教育
オンラインプラットフォームを活用して、技術に関する質問に答えたり、教育リソースを提供することで安定した収入を得られます。
6. 小規模な加工受託業務
小型のCNCや3Dプリンターを使って簡単な加工を受託することも可能です。プロトタイプの製作や3Dプリントサービスなどが例に挙げられます。
7. 中古設備の取引やアドバイザー業
中古の加工設備の売買を仲介したり、企業に対して設備選定のアドバイスをすることも低リスクで収入を得る手段です。
まとめ
独立して技術者として生きていくためには、設備がなくてもできる方法を模索し、知識を活かした様々な収入源を確保することが大切です。シミュレーションやコワーキングスペースの活用、さらに自分の知識を他者に提供する形での仕事を組み合わせて、柔軟に収入を得ていきましょう。独立するには工夫と粘り強さが求められますが、その分自由度の高い生き方が待っています。ぜひ挑戦してみてください!
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