漫画の育児心得のセリフ『ナンバデッドエンド』『ドラゴン桜』より

baby holding white wooden stool 漫画にマナブ
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最近妻と喧嘩して、ある漫画のセリフを思い出しました。喧嘩の内容としては、育児関係のことで、妻が子供の成長が遅いことを気にしており、それを咎めることで始まった喧嘩でした。

色々と妻と話し合い、最終的には子供の成長は長い目で見てあげようということになったのですが、その中で二つの漫画のセリフを思い出しました。

その漫画とは、『ナンバデッドエンド』と『ドラゴン桜』です。

それぞれ紹介すると、『ナンバデッドエンド』は不良漫画で、昔チャンピオンで連載されており、『ナンバMG5』の続編にあたる漫画です。ちなみに『ナンバMG5』は今ドラマ化されているらしい。

あらすじとしては、ヤンキー一家で家族から全国制覇を期待されてるエリートヤンキーの次男が、ヤンキーが嫌になって高校進学をきっかけに家族や周りにヤンキーを隠して優等生として過ごすという話です。

優等生のふりをしながらも巻き込まれるハプニングによってヤンキーの一面を出さなくてはならない場面が出てくるため、そのハプニングをどうきり抜けるか、結局暴力に頼ってしまう主人公のヤンキーへの虚しさが見どころとなってます。

私が思い出したセリフは、物語の終盤で家族に優等生のフリをしているのがバレてしまい主人公が家を追い出され、なんだかんだあって家に戻ってこれた時の父親のセリフです。

生まれた時ゃ元気に育ってくれりゃいいや…

なんて思ってたのに

(「ナンバデッドエンド」9巻より)

 

このセリフはすごく共感する部分があって、子供が生まれる時って、母体や子供が無事に生まれてくるかがすごく心配なんです。我が家の場合だと、娘は帝王切開での出産だったので、手術前に医者からリスクなどの説明がありました。

もちろん医者はうまくいくように頑張ってくれていると思うのですが、万が一妻に何かあったらどうしようとか生まれてくる子供に何かあったらどうしようとすごく心配したことを覚えています。

何かある確率が低いというのはわかるのですが、100%ではないため、子供が生まれてくる時というのは、何よりも無事に生まれてきて欲しいと思い、元気に育ってくれればいいということを思います。

もう一つは『ドラゴン桜』。こちらはモーニングに連載されていた東大受験漫画。阿部寛主演でドラマにもなっていました。思い出したセリフは、物語は終盤、東大二次試験前夜、受験生の1人である矢島が体を動かすために公園でフリースローをしていました。そこに父親が偶然通りかかり矢島に話かけた時の一幕のセリフです。

お前は一年よく頑張った

それだけで父さんは十分嬉しい

嘘じゃない…

本当だ

心からそう思ってる

「ドラゴン桜」21巻より

 

このセリフには背景があって、矢島は親(特に母親)が教育熱心で小さい頃から熱心に勉強をさせられていたそうなのですが、中学受験の失敗を機にグレてしまったんですね。それで父親は息子を馬鹿だと決めつけて無関心になり、東大を受けると聞いた時もお前みたいなやつができるわけがないという態度でした。物語の途中で、東大受験の仕掛け人である桜木から受験生の親の心得というのを聞かされるのですが、そのうちの一つに、結果に興味を持つな、というのがあります。どういうことかというと、他人というのはどうしても結果で判断してしまうのですが、結果ではなく過程を評価するというのは子に対して無償の愛を持つ親にしかできないということだったのです。ただ、矢島の親はそれを聞いた当初それができていなかったんですが、物語の最終局面、東大二次試験前夜になって、その境地になれてのこのセリフというわけだったのです。私がよく思うのは、確かに試験では結果が明確に合否や数字で出るのですが、そのほかにも数字に表れにくい結果というものがあると思います。また、結果として何がよかったか悪かったかというのは全てが終わった後にしかわかりません。そのためやはり、結果で評価するのではなく、その過程の努力を評価することが大切なのでしょう。ただ、会社や学校だと、評価をするまでの時間が有限ですからどうしても結果で評価をしないといけないのでしょう。しかし、親は会社や学校に比べて接する時間も長く、評価の指標も様々であるわけなので、結果ではなく目に見えないことを評価してあげようということだと思います。

この二つのセリフを思い出し、私も子供に対して、期待することもあるだろうけど根本は、元気でいてくれさえいればいいし、結果はどっちでも良く、頑張ってくれる人になってくれればいいなという心を持つようにしたいなと思いました。

以上。

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