俳人と金(支出編)

さんきゅー俳句
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どうも、ほけきよです。

私はね、俳句をやってるんですね。

 

俳句っつーのはですね、
紙とペンなんかがあればね、
そこら辺をブラブラして、
感性のままに一句詠んじゃうっつーもんなんですわ。

 

必要なもんは紙とペンだけ。
記録に残さないのなら紙とペンもいらない。

 

これぞまさしくエコ
お手軽でお手頃。
経済的な趣味でございます。

 

でもですね。

 

なぜか不思議なことがありまして。

 

俳句をやってもお金はかからないはずなのに、
なぜか僕のお財布からお金が減っていくんですよ。

 

不思議ですね。

 

 

いや、そうなんですよ。

 

意外とお金かかるんですよね、俳句。

 

まあ、趣味なんで別にかかるのは構わないんですが、
結構誤解されがちなんで、
『俳句なんてお金かからんだろ』
って思ってるそこのあなたにちょっとその一部を紹介してみようと思います。

 

 

Contents

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結社費・同人費

まずこれです。

 

結社費・同人費ですね。

 

これは何かというと、
俳句やってる人って、
結社というものに所属していることが多いんですよ。

 

結社というのは、
1人の主宰を頂点にした、
俳句やってる集まりみたいなもんですね。

 

その結社の会員になるためのお金ですね。

 

ちなみに僕が入ってる結社だと月1000円です。
だいたい他のところもこんなもんだと思います。

 

会員になると雑誌が毎月送られたり、
結社に投句できたり、
投句した句が添削されたり、
句会に参加する権利が得られたりします。

 

そして同人費。

 

同人というのは雑誌を作るメンバーになる
っていう風に考えるといいかもしれません。

 

会社で例えるとすると、
会員は組合員で、
同人は管理職みたいなもんです。

 

この同人になるためにも別途お金が必要です。
僕は同人ではないので知りませんが、
会員費より高いらしいです。

 

この結社なんですが、
1つだけではなく、2つも3つも入ってる人もいます。

 

うーんお金持ってますね。

 

 

句会費

次にこれ、句会費。

 

これはその名の通り句会の参加費ですね。
さっきの結社費の中にあったのは句会に参加する権利だけなので、
句会に参加するなら別途お金がかかります。

 

だいたい1回あたり500円〜2000円くらいかかります。

 

句会費は何のためのお金かというと、
場所代だったり、
句会報出すための費用だったり、
先生の取り分だったり?
って感じです。

 

 

投句費

次に投句費です。

 

これは賞なんかに投稿するときにかかるお金です。

 

だいたい1000円です。

 

ただ、今回とは関係ないですが、
振込ではなく、現金書留か定額小為替での支払いなのでちょっと面倒です。

 

 

番外編1:吟行代

景勝地なんかに行って俳句を詠んだりする時があります。
そんな時も交通費、昼飯などがかかります。

 

意外とバカになりません。

 

 

番外編2:句集代

長く俳句を作っていると自分で句集を出したくなります。

 

有名俳人でもない限り自費出版で知り合いに配るだけなので、
売れることはまずありません。
大赤字です。

 

噂ではウン十万するだとか。

 

 

番外編3:飲み会代

俳人は飲み会が結構好きです。

 

句会の後は懇親会と称して飲みに行きます。

 

「今日は一杯だけね」
なんて言って、
晩酌セット(飲み物1杯とつまみ2品付、1000円)
なんか頼んでも、
「いやー、やっぱもう一杯飲んじゃおっかなあ」
なんて言っちゃうわけです。

 

 

俳人と名乗るためにはお金を使わないといけない?

いかがでしょうか?

 

ここまでで、例えば僕だと、
だいたい6000円は毎月かかります(飲み会代除く)

(ここまで書いていがいと使ってないな、と思いましたが、
使っているという体で話は続けます。)

 

まあ6000円くらいだと、
いわゆる普通の趣味にかかるお金と同じくらいですね。

 

しかし、ここまで読んでみて気づくことありますよね。

 

別に行かなきゃいいだけじゃんって。

 

そうです、
俳句を作るだけだったら別に全部払う必要はないんです。

 

結社だって入る必要はないですし、
句会だっていく必要はないですし、
賞にも投句しなくていいし、
遠くに出かけず近くで詠めばいいし、
句集も出さなくていいし、
飲み会なんて全く行く必要はありません。

 

ではなぜ行ってしまうのか。

 

それは、楽しいとか勉強になるっていうのもありますが、
やはり僕自身俳壇で目立ちたいっていう見栄があるんだと思います。

 

例えば結社に入ってなかったりしたら、
一人前って見られない風潮があります。

 

どっかの句会に行った時、
おじさんおばさんなんかに、
「あら、結社も入ってないの笑。それはダメね〜」
って感じで舐められるんですね。

 

入賞したら目立ちますが、
賞に出さなかったら、
入賞することもないですし。
(出してもまだ入賞してませんが…)

 

句集を出したら一目置かれます。

 

これらにはまあお金がいるわけなんですね。

 

 

まとめ

どうでした?

 

なぜ、俳句といういかにもお金を使わなさそうな趣味に
お金を使うのかというと、
まあ要するにチヤホヤされたいわけなんですね。

 

僕はまだ周りに比べて若いから、
チヤホヤされることも多いわけなんですが、
これから年をとるにつれ、
若さというメッキは剥がれてきます。

 

そのメッキが剥がれる前に、
研鑽を積み、なんとか自分の中の芯を作っておきたいものですね。

 

以上

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